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冷蔵庫やテレビなどの電化製品の裏側の壁には、静電気により黒いススがつくことがあります。そうならないためには電化製品を壁から少し離して置くか、壁との間に板を置くとよいでしょう。
壁のクロスは、こまめに乾拭きしてください。汚れがある場合は、決して強くこすらず、歯ブラシなどでやさしくブラッシングして汚れを浮かせ、固く絞った雑巾で拭けばよいでしょう。
カビはエチルアルコールを使えばほとんど死滅します。ただし、アルコールは揮発性があるため持続性がありません。壁や天井などのカビは、カビ取り剤や塩素系漂白剤を水で薄めて拭き取ると効果的です。
居室の天井・壁のカビはこまめな換気を心掛けていれば、それほど発生することはありません。家具等を壁に隙間なく設置するとカビが発生しやすくなるので、ある程度離した方がよいでしょう。
冬季になる室内と室外の温度差によって、窓ガラスや玄関扉の内側に付着する水滴が結露です。これは室内の暖まった空気が外との境目にある冷たくなった窓ガラスや壁に触れ、冷やされた結果、水滴になるものです。結露をそのままにしておくと、そこにホコリ、ゴミ等が付き、カビの発生原因となります。
防止方法としては、水滴はよく拭き取り普段から通風に心掛けましょう。
新築の建物や気密性の高い部屋は、壁と家具の間、押し入れやクローゼットの内側に湿気が溜まりやすいので隙間を作りましょう。暖房を使用するときは、窓ガラスや壁の内側に湿気が溜まりやすいので、時々窓を開け換気をしてください。
浴室や台所を使用する際には、換気扇を回したり、晴天のときは、窓や押入等を開放して良く換気をします。また、室内で洗濯物を干したりすることは、なるべく避けましょう。
流し台のステンレスの汚れを放っておくと錆びつくことがあります。こまめにスポンジや柔らかい布を使い中性洗剤で汚れを落としてください。なお、配水管が詰まる原因となりますのでゴミや油は絶対流さないでください。
キッチンが油で汚れたら、ティッシュペーパー等ですぐに拭き取れば十分きれいになります。このとき、ガス台だけでなく周りの壁や床にも飛び散っているので、忘れずに拭き取りましょう。
洗面台の汚れは、中性洗剤を使い、スポンジで拭き取るとよいでしょう。硫酸やシンナー等の溶剤は使用しないでください。
浴槽・浴室は、中性洗剤や浴室用洗剤を使い、スポンジ等で定期的に掃除してください。固いタワシや硫酸・塩酸タイルクリーナー、ベンジン、シンナーなどは絶対に使用しないでください。
浴室は湿気が多く、結露やカビがよく発生するところです。これを防ぐため、入浴後は十分に換気してください。
なお、ユニットバスはFRP(強化プラスチック)でできており、床に重いものを落としたりすると、傷がついたりひび割れを起こすことがあるので注意が必要です。また、配水管を詰まらす原因となることから髪の毛などは、配水管に流さないでください。
アルカリ性及び酸性洗剤は、排水パイプや浄化槽を傷めるので絶対に使用しないでください。必ず中性洗剤を使用し、スポンジ等の柔らかいもので洗い流してください。
洗濯機の給水ホース、排水ホースがきちんと差し込まれているかを時々チェックしてください。特に排水ホースがはずれて水漏れ事故が発生するケースが多いので注意してください。
階下への音を和らげるためにイスやテーブルの脚にゴムキャップを付けたり、フローリングの床にカーペットを敷いたりします。テレビ、ステレオなど音のでるものは壁から離して設置しましょう。
エアコンのフィルターは埃がたまりやすく目づまりを起こして壊れることもあります。エアコンは住居の設備として部屋についていることも多く、過失で壊した場合、入居者が修理費用を負担するケースもあります。2週間に1度はフィルター面に付着した埃を掃除機で吸い取るなどの手入れをしてください。
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